着物とお産

気持というのは、「ぶわーーっ」と体の中から言葉があふれたときに書き留めておくというのが大事ですね

そのときの感情をありありと言葉というものに置き換えていくのは、その瞬間しかできなかったりします

このブログに書きたいこと、いままでもそれはたっくさんあったのですがついつい日常に流されてこのブログサイトにまでたどり着けないことがよくあります。

そうするとしばらく日にちがたってから、

「あっ、ブログあのテーマについて書こうかな。」

と思っても時すでに遅し

あのときめちゃくちゃ気持ちが盛り上がっていた、感じていたのに、

「はて?なにをあたしはそんなに興奮していたのやら?」

という状態になってることが多い


「ま、大した内容じゃないから書かなくていいか。」

ということになり、せっかくの気持ちはどこかよそに行ってしまうのです。


これすごくもったいないことですね

だれかに読んでもらいたいっていうこともありますが、

自分の感情の動きをひとつひとつすくい上げて、

それを言葉というものに置き換える工程というのは自分のための癒しでもあると思うからです

そのとき感じたことはその時でしか表現できない生ものなんですよね




ということで、今日は着物について書いてみたいと思います

この感情も今しか書けないから


先日息子と長女それぞれ卒業式がありました

両日ともわたしは着物を着ました

めちゃくちゃつたないんですが自力で着ました(昔ちょっとだけ着付け教室に通っていたことがあります。ただここの指導はコンサバで伝統的なめっちゃしきたり重視のところで、ひとつひとつの動作にいろいろとダメだしが多くて、先生も恐くって、いつもあせってしまって着付けを楽しむどころの話でなくいやになって着付けできないまま辞めました)

着付けは見様見真似でやっとこさっとこの私ですが、奇跡的にとくに息子の卒業式のときは自分の中では自分史上一番うまくお太鼓が結べたんです

いままでは自分の着付けに自信がなくてついつい羽織を羽織ってごまかすというのが常套手段

でも今日は堂々といられそう♪という気持でした


卒業式会場にはちらほら着物姿のお母さんたちがいました

みんなびしっと!それも訪問着の人が多い

着物でも訪問着ってすごく格の高い着物なんです(こういう格とか着物の常識なども今勉強中です)

やっぱり華やかさが全然違います(わたしは一色の色無地でした)

バッグも草履もコーディネイトされてて、たぶん着物とセットで購入された(もしくはレンタル)されたんだろうなと思いました

そして着付けもしっかりと衣紋も抜かれてて決まっています


一方わたしはまだまだ首元の合わせ方が下手だし、

衣紋も「会場寒そうだから」って遠慮気味にしか抜いてません

草履も持ってるものをとりあえずって感じだし、

着物バッグも持っていないので末っ子のおしゃれハンドバッグを借りて来た始末

(わたしハンドバッグってものを持っていないんです、使わないので普段)


着物の世界を知っている人からしたらなんともちぐはぐでたよりない着物姿のわたしでした



それでも、着物を着たいって思っているんです

着付けって手間が多いし難しいし、疲れることが多いです

でもなぜかこういう式典には着物で行きたいと思うんです

なんでだろ?(笑)

スーツのスカート姿が好きじゃない、似合わないっていうこともあるかも
あとだいたいこういうときのママスーツってみんな似たり寄ったりで就活スーツみたいに

おそろいになることが多いのも、自分らしくいられないというのがいやだったりします

ヒールを履きたくないってこともある

まだ春先だと肌寒くて体育館なんて冷えるのにストッキング1枚でいないといけないのもいやだってこともあります

いやなことばっか(笑)


その点、着物ってめっちゃあったかいんです

草履の方が足が痛くならないし

コーディネートも無数にあって人とかぶるってことがまずないです

で、この間やっと着物を着ることに自信がついて来たので、さらに探求心が芽生えました

YouTubeで着付けの番組をいろいろ探していたら・・

京都で着付け教室をやっている「すなお」さんのチャンネル発見

最初はなんとなく見ていたのですが、わたしが疑問に思っていたことを答えてくれるしとてもわかりやすい

そして着物の世界の敷居をすごく低くしてくれてる、初心者には特に

彼女の着物への情熱や着物界のことについての見解もとても共感できるものがあって、

すっかりファンになり日々動画を見ています

そんな彼女の着物についての番組を見ていたら、

「着物ってもっと身近にあるもので、とてもたのしい世界なのかも。」

と思うようになって来ました

わたしは式典等で着たいというのもあるけれど、

日常着、おしゃれ着として着物を着たいって思ってるんです

大正ロマンあたりの着物が好きで、半襟を楽しんだり、タートルネックをインナーに着たり、ベレー帽をかぶったりとかがしたいんですよね


「そうだ!わたしそうしたかったんだ」

って思い出すように感情が出てきて(以前そう思っていた時期があった)、

「月1回くらい着物でおしゃれして純喫茶巡りとかしてみよう!」

「娘たちの卒業式の袴と成人式はわたしが着つけてあげたい」

「わたしはこれから迎えるいろんな節目では着物で行こう(入学式卒業式などはもちろん結婚式とかお葬式も)子どもの参観日も着物がいいなー」

なんて決めました


着付けができると世界が広がるな・・と思います

ゆかたくらいは着られるけど式典等のときは自分ではなかなか着られない(二重太鼓とか)となるので、そうなると美容院とか着付け師さんにお願いすることになりますよね

そうるすと式典当日は朝早くからお店に行って着つけてもらうことに

天気が悪かったりするともうタクシー移動必須で

なんかすっごいバタバタする・・お金もかかる


それがわたしあまり好きじゃないんです

もっと自由に、自分のペースで、リーズナブルに(←ここ主婦の重要ポイント)、

着物着れたらよくないですか?


昔のひとたちって自分でほぼ着てましたよね

着物しかなかった時代は

だったら今の人たちもがんばったらそれできそうだな、と思うんです

そしてすなおさんが言っていたのですが、着物着る時は手順とか手間がかかるけどそれがいいんだって

なんかこの言葉にすごくときめいちゃったわたしです

たしかにその通りなんだけど、その手間と手順があるからこそ面白い世界なんだって思うんです


着物着てると所作も美しく丁寧になってなんか素敵♡

着物着て家事をしてみたいなーと思います


そんな着物のことをうっとり考えていたとき、はたと気がつきました

着物とお産って似てるって


着物を着ることを人任せにしないで自分で着られるようにする

お産を人に任せきりにしないで自分で産む(誤解がないように補足しますが、

自力出産という意味ではなく、自分の力を最大限引き出してあまり医療とかに頼らずに産むということです)


「これじゃん!」

と思わず膝を打ちました

昔の女は着付けも自分、お産も自分でやっていたと思うんです

自分の手で、自分事を責任持って


今の時代ってなにかことがあるとその専門家にお願いする、という流れって多くないですか?

自分ではそれがどうなってるか全くわからないけどそこに行けばなんかいいようにやってくれる(はず)という思い

その人任せ的な気持ちが、人に着つけしてもらうとどうしてもきつめに締められるので苦しくて着物着た日はつかれちゃって「もう着物なんてしばらく着なくていいや」となる

「妊娠したから口コミでいいと言われる産婦人科に行き、なんかよくわからないけど言われるままにしていたらおまたをざっくりと切られてそこが痛い・・出産のときの医療スタッフとは初対面だから自分の希望も言いにくくて、みんな忙しそうにしてるからあのとき〇〇してほしかったけど言えなかった・・もうああいうお産はこりごりかも、子どもは一人でいいや」


なんか似てません?

着付けの仕方を知っていたら、自分でできればどこを締めてどこを緩ませても大丈夫かわかる

お産を自分ごととしてとらえたら、妊娠中の身体づくりや、自分の快・不快を知っていき

自分を大切にできる、どこで出産したら自分らしい出産ができるかわかる

自宅出産するという選択も持てる


家で着られる、家で産める


なんか似てるーー!


そして着物を着ていると自然と下腹部に力が入り(帯のサポートもあり)、

骨盤底筋も鍛えられ、実は安産になる身体が自然とできていくと思うんです

そしてそんな日々を送ってると月経血コントロールも当然できるようになって

毎月の生理も楽なことになると思います


なんかいいこと多そうな♬

着付けができている間はボケないってなんとなく思います

おばあちゃんになったら毎日着物だね!!


着付けグッズもわたし今までとりあえずのものを持っていたので、今回ちょっと新調しました

お助けアイテムも


左側のものはお太鼓留めクリップです

帯を締める時にストッパーになってくれます

今までは着物クリップをつけてましたが、こっちの方が小サイズでかさばらずいい感じがします

右側は襟留めです
着物と襦袢の襟を決めたらそっから動かさないようにするアイテム

これには鈴がついていて、つけっぱなし防止となるようです

鈴の音にひきつけられたアリスです


お次はこちら

襟を固定するためのベルトと、メッシュの伊達締めです

着物って衿元で決まりますよね、まだまだ自分ではうまくできないのでグッズを頼ります

そして伊達締めはメッシュを年中使ってますよーというすなおさんの真似をしてみた

色も白でいい

これから集めて行く着物グッズは白にしようと決めてるわたしです

なのになのになのに・・、、間違えちゃった買う色

白の帯板が欲しかったのに喪服用の黒をオーダーしてしまった・・まあいつか使うことになるからいいか


あとあとあと!

これが本命、足が痛くならない草履で草履界では有名だと言うカレンブロッソの草履、思い切って買いました



18000円くらいだったかな?

着物って着物自身はそれほど高くなくても小物がよいお値段するもの多いんですよね

帯揚げとか帯締めとか草履とかバッグがね

帯留めとかもそうか

でもこういう小物がまたおしゃれポイントらしくって、どんどん欲しくなりそう



18000円の靴なんてわたし買ったことないですよ

今まで持っていた靴のどれよりもお高かったカレンブロッソ

大事に履きたいと思います


着物ライフがスタートしそうです


シマウマの型押しの絵柄がかわいい






しなやかにすこやかに

藤城敦子のページにようこそ 女性は年齢とともに進化していける 主婦だとしても、 お母さんだとしても、 自分の望みを叶えていく それがささいなことでも、大きなことでも、自分が願うことに忠実に生きる 自分に100%忠実に生きる名もなき一介の主婦の日記です 日常の当たり前のことにステージアップのタネが隠されています

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